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福岡市能古島にあるNPOです。


by noconoco2007

旬のタケノコを食べて学ぶ里山保全!【6/23】その2

6/23は今年に入ってはじめての野菜塾となりました。当日はあいにくの小雨模様でしたが、30名以上の方が参加されました。なお、昨年度に引き続きNPO循環生活研究所の波多野さん、平さんに講師としてご参加いただき、貴重なお話や実践例を教わりました。
 さて今回開催された野菜塾2007には、大きく2つのテーマが盛り込まれています。
まず、一つ目は能古島の竹害の実際を知っていただき、里山保全の一環としてタケノコを収穫してもらうことです。二つ目は、ベジファーム農場にある豊富な笹や腐葉土を使って、土地本来の微生物の力をかりて良質な堆肥つくり、おいしい野菜をつくることです。
 そこで今回のブログでの報告は里山保全活動を「その1」に、堆肥循環については、「その2」に掲載します。

NPO循環生活研究所さんは、福岡市内の公民館や菜園などにおいて家庭で出る生ゴミを堆肥化する技術の普及、循環生活にかかわる啓蒙活動をされています。特にダンボールコンポストの研究においては多くの研究成果を持っておられ、昨年度の野菜塾では実際に受講者がダンボール、籾殻燻炭などを使いコンポストを作りました。
【参照】http://noconocofa.exblog.jp/i3 
今回も堆肥循環にまつわるお話をはじめにしていただき、午後に設置する木枠コンポストの概要までを案内いただきました。
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タケノコを湯がく際に出た残渣(ざんさ)は、すべて有用な堆肥の材料になります。また竹の笹や、落葉樹の葉っぱでできた腐葉土は、土地本来の微生物が多く生息しているため、皆さんでかき集めることにしました。
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 タケノコを湯がく作業が終わり、引き続き市民農園の一角に木枠コンポストを設置する作業です。先ほどの残渣のの他に、畑に茂っている雑草も有効な材料ということで皆さんで草取りを行いました。
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材料が揃ったところで、木枠コンポストの製作です。まずは竹をきって外枠の固定です。
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木枠ができたところで、集めたタケノコの皮、腐葉土、雑草などをどんどん入れては、良質な堆肥を作るために米ぬかを入れていきます。
入れる際には、よく踏みしめてなじませる必要があります。この時、小学生の3人の男の子が一生懸命踏み込んでくれました!
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こうしてできた堆肥は、今後市民農園に積極的に活用していく予定です。
また福岡市街地などでできたダンボールコンポストの堆肥も受け入れることで、堆肥を通したコミュニケーションが醸成できればと思います。
今mダンボールコンポストを活用されている皆さんには、ぜひ能古島の「のこのこファーム市民農園」まで遊びに来てください。

 今後、木枠コンポストの進捗状況を随時、ご報告したいと思います!
by noconoco2007 | 2007-06-24 04:33 | 堆肥プロジェクト